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BaseActor
画面に表示されるオブジェクトの基本クラスです.実際にはActorを継承してクラスを作成してください.
使用例は用途別リファレンスなどを参照してください.
コンストラクタ(オブジェクトの生成方法)
\new(params)
paramsにはオブジェクトを指定します.paramsの値をフィールドに書き込みます
例:
Main
a=new MyActor{x:50,y:30, power:20, hp:50};
// a.x=50 a.y=30 a.power=20 a.hp=50 となる
MyActor
// デフォルトのプロジェクト設定では,MyActorはBaseActorの子クラスになる
print(x, y, power, hp);
コンストラクタ(2)
\new(x,y,p)
x,y,pの値をフィールドに書き込みます
例:
Main
new MyActor(100,200,$pat_neko);
// x=100 y=200 p=$pat_nekoとなる
フィールドと表示モード
表示モードは,「画像」「文字」「図形」「カスタム」のいずれかです.
- textに値がセットされている場合,表示モードは「文字」です
- textに値がセットされておらず,fillStyleに値がセットされている場合,表示モードは「図形」です
- textにもfillStyleにも値がセットされていない場合,表示モードは「画像」です
- pにdrawメソッドをもつオブジェクトを指定した場合,表示モードは「カスタム」です
「画像」におけるフィールド
- p : 表示する画像の番号をあらわします。 使用例
- pにdrawメソッドをもつオブジェクト(Panelなど)を代入すると、そのオブジェクトのdrawメソッドを用いて描画します。
「文字」におけるフィールド
- text : 表示される文字
- size : 文字の大きさ
- fillStyle : 文字の色を表す文字列(JavascriptのCanvasにおけるfillStyleと同じ書式).またはColorオブジェクト.
「図形」におけるフィールド
- radius: 値をセットすると円を表示し,その半径を表します
- width: radiusがセットされていない場合,四角形を表示し,その幅を表します
- height: radiusがセットされていない場合,四角形を表示し,その高さを表します
- fillStyle : 図形の色を表す文字列(JavascriptのCanvasにおけるfillStyleと同じ書式).またはColorオブジェクト.
「カスタム」におけるフィールド
- p : 「すべてのモードで共通のフィールド」で指定された変換操作(移動・伸縮・回転)を施した後,p.drawメソッドを用いて描画します.
すべてのモードで共通のフィールド
- x : オブジェクトのx座標をあらわします使用例
- y : オブジェクトのy座標をあらわします使用例
- zOrder : オブジェクト同士が重なった場合、この値が小さい方が手前に表示されます。使用例
- alpha : 表示する画像の透明度を指定します(255-0)。使用例
- scaleX : オブジェクトの横方向の拡大率を指定します.scaleYが未定義の場合は縦方向にもscaleXの拡大率が適用されます。使用例
- scaleY : オブジェクトの縦方向の拡大率を指定します
- rotation : オブジェクトの回転を指定します.右回りで指定した値の角度回転します。使用例
- crashScale: 当たり判定の大きさの比率を設定します.初期値は1です
- useObjectPool: この値を
true
にすると、このオブジェクトが消滅した後、オブジェクトプールに保存されるようになります。
- lifeKeeper: この値に他のActorを設定すると,そのActorがdieメソッドで消滅したときに,このオブジェクトも自動的に消滅します.
- position: x,y を操作可能なVec3Viewオブジェクトです.
- position に他の値を代入すると,それ以降はx,y を操作できません
- layer: このオブジェクトを配置するレイヤー を指定します.
- layer に他のActorを指定すると,そのActor(親)からの相対座標を用いて表示を行います.また,親が消滅するとこのオブジェクトも消滅します.crashToなどの当たり判定は使えなくなります(親にしか当たり判定はありません).また,allなどのオブジェクトの列挙からこのオブジェクトは除外されます.
- align: (x,y)の基準点を決めます。
- 例えば、次のような値を代入できます
- "left": xが画像の左端になるように表示
- "right": xが画像の右端になるように表示
- "center": xが画像の中央になるように表示(デフォルト)
- "center top": yが画像の上端になるように表示
- "center bottom": yが画像の下端になるように表示
- "center middle": yが画像の中央になるように表示(デフォルト)
- "center baseline": 「文字」においては、CanvasコンテキストのtextBaselineに代入できるものも指定できます。
- "10 10" 画像中心から(10, 10) ずれた場所が(x,y)になるように表示
- "left bottom 10 -20" 画像左下から(10,-20)ずれた場所が(x,y)になるように表示
- 詳しくはAlign2Dオブジェクトを参照してください。
- width, height: 「図形」以外の表示において、直前に描画を行った際の画像や文字の大きさが代入されています。
その他のフィールド
上記以外のフィールドには値を自由に設定できます(表示には影響しません)
メソッド
- 入力
- 動作制御
- 衝突判定
- 表示
- 音声
- 数学関数
- イベント
- その他
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