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Actor3Dクラス

疑似3D表示（スプライトの拡大，縮小による3D表示）に対応するオブジェクトの基本クラスです．

継承： BaseActor

コンストラクタ

\new(param)

引数の仕様はBaseActorの処理と同じです．
BaseActorと同様，mainメソッドの動作を行うようスレッドを作成します．

また，コンストラクタが呼ばれた時点で自分自身を画面に表示します．

現状，表示モードはBaseActorの「画像」のみ対応しています．

フィールド

• x,y,z
  • オブジェクトの現在位置を表します．
• position
  • オブジェクトの現在位置を表すVec3Viewオブジェクトです．
  • position.x と x には同じ値が入っており，どちらかを書き換えるともう片方も変化します．yやzも同様です．
• direction
  • このオブジェクトが向いている方向をあらわすオブジェクトです．
  • forward，back，up，down，left，right という6個のVec3オブジェクトをもちます
    • direction.forward のようにアクセスします．
    • これらのVec3オブジェクトは書き換えできません．後述のrotateメソッドで回転をさせてください．

メソッド

• moveBy(len)
  • このオブジェクトを前方(direction.forwardの方向)にlenの長さ分移動させます
• moveBy(dir)
  • このオブジェクトをdirで指定された方向に移動させます
  • dirはオブジェクトで，キーにはforward，back，up，down，left，right のいずれかを指定できます．
  • 例： 斜め右前に移動
    • moveBy{forward:10,right:10};
• rotate(axis,angle)
  • このオブジェクトをangle度回転させます．
    • ここでの「回転」は，オブジェクトの向き（進行方向）の回転を指します．オブジェクトの画像には変化はありません．
    • 画像そのものの回転は2DのActor同様， rotationフィールドを書き換えてください．
  • axis には次のいずれかを指定します．
    • "roll" : ロール（前後軸を中心に回転，飛行機やバイクが旋回するときに体を傾けるような回転）
    • "pitch"：ピッチ（左右軸を中心に回転，飛行機が上昇下降するときや坂道を上り下りし始めるときの回転）
    • "yaw" ：ヨー（上下軸を中心に回転，人や車が向きを変えるときの回転）

参照

• Camera3D